2015年3月31日火曜日

書いてない事を書いてあるかのように捏造して批判する、鄭大均の『在日・強制連行の神話』の虚構






【強制連行について】鄭大均の『在日・強制連行の神話』を最近読んだらしい人があれこれ書いている。

http://www.anlyznews.com/2013/05/blog-post_6316.html?m=1 …

この鄭大均の著作物の欠点は、簡単。

鄭大均「現在の在日が、強制連行の子孫というのは神話にすぎない」「神話は朴慶植らによって造られた」というが朴慶植の『朝鮮人強制連行の記録』には、「現在の在日が、強制連行の子孫」などとは書かれていない。

「一九四五年八月一五日・朝鮮人労働者は懐しい故国に向って先を争って帰国した。こうして八月一五日から一一月三○日までに自発的、集団的帰国者五二万五千名を数えた。」(p98)
と書いている。どこにも「現在の在日が、強制連行の子孫」などとは書かれておらず、匂わせてもいない。
「11月30日までに約52万人が帰国した」のであるという。


また金賛汀の『証言 朝鮮人強制連行』(1975)でも
「進駐米軍も、朝鮮人強制連行者を帰国させる以外にこの混乱を収拾する方法がないことを認め、彼らの帰国が再開された。・・・強制連行者の多くは、この時期に帰国した。」(p121~122)

と書いている。

つまり鄭大均の『在日・強制連行の神話』の「強制連行の神話は朴慶植らによって造られた」という意見の方が「神話に過ぎない」のである。
はっきり言えばデタラメ。

この事は東京大学の外村大教授も指摘している。


外村大は『朝鮮人強制連行―研究の意義と記憶の意味―』で、「鄭大均の史料の読み込み不足」「在日朝鮮人の歴史に関する基本的な知識の欠如」を指摘している。


さらに外村は『在日コリアンと強制連行―1959年発表の「外務省資料」をめぐる議論に関連して―』という著作では、
「このような"在日コリアンの大部分は強制連行で日本にやってきた"といった主張が在日コリアンの間で大々的に行われているわけではない。」
と書いている。

この鄭大均の著作を評価しているのは、ウヨクサイドだけだ。彼らには都合がいい訳だ。
「ウヨサイト」
http://www.anlyznews.com/2013/05/blog-post_6316.html?m=1 …



鄭大均の著作は信用できない。
書いてない事を書いているように扱っており不当である。